第151章

その心配も、もっともだった。魔薬で無理やり力を底上げする者は珍しくないが、ああいう力は所詮まやかしだ。同格に見えても実際は一段落ちるうえ、身体に取り返しのつかない爆弾を抱え込むことになる。

ましてアリシアの伸び方は、あまりにも速い。公爵が眉をひそめるのも当然だった。

もし本当に、彼女の言うとおり「短期間で急激に強くなる」者が他にもいるのなら、土台が追いつかず、どこかに歪みが出る。だがアリシアの場合は違う。彼女は誰かの「伝承の記憶」を受け継いだわけではない。積み上げたものが、最初から彼女の中にある。だから崩れない。

アリシアが何度も「身体に害はありません」と念を押し、公爵はようやく渋々と...

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